慶應法学部で学ぶロシアの文化と社会

地域文化論ロシアI, II, III, IV (2025年度)

2025年9月23日

2025年度の地域文化論ロシアI〜IVでは、ロシアの名句・ことわざから文化を学ぶI・II、サハ共和国を扱うIII、カザフスタンを扱うIVまで、専門家がロシア語圏と旧ソ連諸国を幅広く解説します(他学部受講可)。

地域文化論は法学部の設置科目ですが、他学部の人も受講できます。I、IIは「名句とことわざに見るロシア語圏の文化と社会」と題して主にロシアの文化や社会を扱いますが、III、IVはシベリアや旧ソ連諸国について、学内外から専門家をお招きして講義していただいています。2025年度は春学期にシベリア・サハ共和国、秋学期にカザフスタンについて学びましょう。

I(春学期)・II(秋学期)「名句とことわざに見るロシア語圏の文化と社会」

授業について

  • 時間:水曜5限
  • 担当:熊野谷葉子

モスクワ・コロメンスコエ(18世紀木造宮殿を復元)内のバーニャ(蒸し風呂)。名句「С лёгким паром!(整いますように!)」をつぶやきたいが…これでは広すぎて温まらなさそう。 「頭でロシアは分からない(露 Umom Rossiju ne ponjat’)」——これは19世紀ロシアの詩人チュッチェフの詩句ですが、ロシアは謎の国だ、理解不能だ、と言いたいときにしばしば引用されます。この授業では、こうしたよく知られた文学からの引用や映画のセリフ、ことわざや慣用句などを入口に、その意味や、引用元となっている小説や映画、フォークロアを紹介します。春学期は言語と暮らしにまつわるトピックを多く取り上げ、秋学期はロシア史をたどります。講師はできるだけ客観的にさまざまな情報を提供しますので、受講者は示された参考文献や資料を積極的に利用し、自分でも勉強を進めて、この謎の国とどう向き合っていったらいいのかを自分自身で考えてください。


III(春学期)「シベリア・サハ共和国の文化と社会」

授業について

  • 時間:火曜4限
  • 講師:ナターリヤ・ネウストローエヴァ

講師のネウストローエヴァ先生のお言葉: サハ共和国の歴史と文化に関する講義は、学生の皆様にこの地域の豊かな伝統と多様な文化的背景を深く理解していただくことを目的としています。サハ人の起源と、最北のチュルク系言語であるサハ語の基礎を学びます。サハ共和国の歴史と文化を学ぶことで、ロシア帝国やソ連時代の歴史的な出来事の中で、どのようにしてサハ人が自分たちの独特な文化や暮らしを守ってきたかを理解できます。この講義を通じて、学生の皆様がサハ共和国の歴史と文化に対する深い知識だけでなく、現代社会における多文化共生の重要性を認識することを期待しております。


IV(秋学期)「カザフスタンの現在・歴史・文化」

授業について

  • 時間:月曜5限
  • 講師:坂井弘紀 講師の坂井弘紀先生のお言葉: カザフスタン共和国、およびその主要民族であるカザフ人の歴史や文化について解説し、カザフスタンの概要を理解できるようにします。日本では馴染みの薄いカザフスタンですが、皆さんにこの授業を通じて基礎的な知識を得ていただければと思います。