
熊野谷 葉子 / Куманоя, Ёко
慶應義塾大学法学部教授。ロシア民俗学・口承文芸学を専門とし、アルハンゲリスク州ヴェルフニャヤ・トイマ地区でのフィールドワークを通じて歌謡や口承伝統の調査・デジタルアーカイブ化に取り組む。NHKラジオ「まいにちロシア語」講師(2004〜2010年)を務め、著書に『ロシア歌物語ひろい読み』(慶應義塾大学出版会)や『マトリョーシカのルーツを探して』(岩波書店)などがある。
専門・学会・研究会
- ロシア民俗学、ロシア文学、ロシア語教育
- 日本ロシア文学会、日本ロシア語教育学会、ロシア・フォークロアの会なろうど、古儀式派講読会、湘南アイヌ語研究会
専門についてもう一言
昔話や叙事詩、歌謡などのフォークロアテキストに見られる口承文芸の法則性や歴史観を研究しています。アルハンゲリスク州を中心とするロシア各地、カザフスタン東北部などで現地調査を行ってきました。2020年代はコロナに続く戦争で思うように研究できない状況ですが、資料のアーカイブ化や分析などできることを少しずつ進めています。
学生のみなさんへ一言
ロシア語の取りまとめをしています。学事上の困りごとや要望は私にご相談ください。
法学部ロシア語教育チームでは、ロシア語文法を中上級までカバーした参照しやすい教科書を製作し使用しています。AIに頼らなくても日常会話ができ、AIと協力すれば難しい論文の読解やプレゼンテーションもこなせる、骨太のロシア語力を身につけましょう。ロシア語が分かるとユーラシア大陸がぐっと身近に感じられます!
好きなロシア語
Утро вечера мудренее. 「朝は夜より賢い」(だから今日は早く寝て、頭を使うことは明日やろう!)
著作等
- 著書:『マトリョーシカのルーツを探して 「日本起源説」の謎を追う』(岩波書店、2023年)、『ロシア語表現ハンドブック』(白水社、2019年)、『ロシア歌物語ひろい読み 英雄叙事詩、歴史歌謡、道化歌』(慶應義塾大学出版会、2017年)他
- 章・項目執筆:「ソフィアの三つ編み」(中川裕『ゴールデンカムイ 絵から学ぶアイヌ文化』集英社、2024年。pp.425-447)、『ロシア文化事典』(丸善出版、2019)、ロシアフォークロアの会なろうど『ロシアの歳時記』(東洋書店新社、2018年)他
- 翻訳:アファナーシエフ『ロシア民話集』(小学館世界J文学館所収、2022年)、『宣教師ニコライの全日記 第6巻』(教文館、2007年)、チューネル・タクサミ他『アイヌ民族の歴史と文化』(明石書店、1998年)他