教員紹介

宮川 絹代

2026年3月15日

亡命文学を中心にロシア文学を研究する宮川絹代先生の紹介。文学におけるロシア的なものと普遍的なものが大きなテーマ。

宮川絹代

宮川 絹代 / Миягава Кинуё

東京大学大学院総合文化研究科の学術研究員で、ロシア文学(特にイワン・ブーニン)を専門とする研究者。著書『ブーニンの「眼」:イメージの文学』(水声社)では、ロシア第一波亡命作家の文学における「境界」と「ロシア」の概念を知覚的イメージの観点から分析。慶應義塾大学法学部でもロシア語を担当。

専門・学会・研究会

  • 日本ロシア文学会、ロシア・東欧学会

専門についてもう一言

亡命文学を中心に研究しています。特に、1917年のロシア革命後に国を離れ、国外で活動した作家や詩人の文学に関心があり、地理的な国境とは必ずしも一致しない文化の境界について考えています。文学におけるロシア的なものと普遍的なものが大きなテーマです。

学生のみなさんへ一言

すぐには役に立たないかもしれないことに、意外と面白いものが潜んでいるものです。新たな言語を学んで、世界を広げていただきたいです。

好きなロシア語

«Лишь слову жизнь дана…» 「言葉にのみ生は与えられている」という意味で、ブーニンという作家・詩人の詩からの引用です。もちろん、生命はあらゆる有機体に宿っていますが、それら一つ一つの生命が消滅しても、言葉は生き続け、何かを伝え続けるという意味で書かれた一節です。生きた言葉を大切にしていきたいという意味で、この一文を選びました。

著作等

  • 著書:『ブーニンの眼――イメージの文学』水声社、2013年
  • 章・項目執筆:「イワン・ブーニン『アルセーニエフの人生 青春』」(『シリーズ 世界の文学をひらく⑥ ロシア文学からの旅――交錯する人と言葉』ミネルヴァ書房、中村唯史・坂庭淳史・小椋彩 編著、2022年)

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